教えて茶道 バックナンバー (Vol.75~89)まとめ

教えて茶道(バックナンバー Vol.75~89)

2001年~2002年頃に配信していたメールマガジンのアーカイブです。
当時の季節感、茶会の記録(会記)、旅行記などをそのまま掲載しています。
※タイトル(緑色の文字)をクリックすると本文が開きます。


Vol.75:中置(なかおき)の季節と月見の茶会

十月に入りました。中置の季節です。
少し肌寒く、火が恋しくなるこの頃、壁際にある風炉を、真中に移動させ、暖かさを演出いたします。心憎い気配りだと思えます。
水指は壁際に置くので、細いものを使います。

月見の催しものがありました。
玉砂利を敷いた庭には、行灯があちこちに置かれて足元を照らします。
床机に座り、一献、懐紙の上には、干しえびと枝豆。
空には、煌煌と光る大きなまあるい月。雨の後では空は遥かに澄み渡って、幽玄の中に迷い込むような雰囲気。

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上の座敷にて、お抹茶席がありました。
中置でした。棗は杵、お月さんの中で兎が餅をついているという故事からでしょう。ステキなお道具でした。
茶杓は「月影」つきかげと申しますが、影が、陰と言う字ではなく、これは、月の光を表すとのことでした。
お菓子は小芋、お皿に積んであれば、本物と間違うほどの上出来でした。
お軸は「長安の月」
こんな風流なことができるのも、平和なおかげです。

Vol.76:【重要】陶芸家・杉本貞光先生の手記(信楽・伊賀)

「秋の茶花と茶陶の里を訪ねて」のツアーに参加しました。
信楽に窯を築き、茶陶ひとすじに作陶されておられる陶芸家杉本貞光先生は約400種類の山野草の育てていらっしゃいます。この季節に咲く茶花を自然のままで鑑賞させてもらい、自分達で板皿作りも楽しむと言う企画でした。

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杉本貞光先生のお話(抜粋)

山野草は15年前から集め始めたが、戸隠のもの、白山の物、外国産が、自然のままで見られる。
深山の花は雑菌に弱く、また、それぞれがいろいろな自然の中で育っているから、根づくもの、根づかない物、同じ条件にしても枯れてしまう物と、どれほどの知識があっても、実際に育てるのはたいへんなことである。
自分の庭に植えたいと思うのは、自分の自我である。

大亀和尚に、自分の焼物を見せた時「君は上手すぎて、かしこくていかん」と言われた。
上手と言うのは手先が器用と言うことであり、賢いとは頭で考えて作ると言うことになる。
生命があるなら、考えずに作れと言われ、どうして作ったらよいかと思った時、自然に親しみ自然の中に自分を置く。自然活動に自然に溶け込んだ生活をするのが自然だと、それから、花も育てるようになった。

信楽(しがらき)について

信楽は1200年からの歴史があり、始めは農家の種壺や庶民の生活道具であった。素朴なものであった。
桃山の頃、庶民の焼物、雑器から茶人の眼力で花入れや茶道具に転用された。
素朴から、一日で言えば夕方、一年でいえば秋、一生で言えば老いの頃、終局の亡びる美、朽ちた美、これが信楽の美といえる。

伊賀(いが)について

古田織部が指導して始まった60年間しか焼かなかった。
茶道具として生まれたそれにプラス茶人の精神が入っている。
耳がついていても、作為のある耳付きである。造形からきた耳である。
信楽は耳があると言っても、必要で耳がついている、役目がある耳であり、作為のあるのとでは、おのずと違いがある。
ゆがみの美、作為が強い。造詣の美である。
伊賀は、何回も何回も窯に入れ、灰が被り、ビードロがとけてくっついて割れる、そうして作り上げる。だから、膨大な費用が必要であった。

長次郎(ちょうじろう)

利休の世界である。それまでは唐物しか茶道具はなかったが、長次郎の腕を借りて、利休が自分の思いの茶碗を作った。
すなわち、口が入っていて、飲みやすいように、胴が膨らんで、冷めないように、高台がついて、手がかりがいいように、一番適切なものを盛りこんで、無駄を省いている。
一服のお茶をいただくのに、自然な形をしている。

Vol.77:中置の点前と名残の茶事

ひと雨ごとに秋が深まってまいりました。
一日の朝晩で、気温差がかなりあります。
風邪を引かないようにご用心ください。

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中置(なかおき)

十月の決まり事を整理してみましょう。
中置(なかおき)と言う点前になります。十月だけです。
普通は、左端から風炉、水指と置きますが、風炉を点前畳中央に置きますので、水指は風炉敷板左前斜めに座って、水指を敷板半がかり、畳の左縁と敷板の中間に置きます。
ですから、大きいのではなく、細長い水指を使用します。

名残(なごり)の茶事

十月は名残の月でもあります。
半年にわたって親しんだ風炉とも今月限り。
名残の茶事が行われるのもこの時期、十月中頃から十一月始め。
残茶・余波の催とも言います。
去年の口切から使い続けてきたお茶が、風炉の終わりの時期になると残り少なくなるため、茶そのものに名残を惜しむ侘びた茶事です。

  • 欠風炉(かきぶろ):鉄風炉の甑や肩の一部が欠けてなくなったものや、割れを継いだもの。
  • 欠け茶碗:欠けや割れの入った茶碗に繕いを施した物など使います。
Vol.78:【初心者向け】お茶とお菓子のいただき方

だんだんに山々が色づいてきました。
行楽季節でもあり、京都のお寺や、神社へ紅葉狩りに出かけられる機会も多いでしょう。
庭を見ながら、お抹茶一服と、召し上がられる時があるでしょうから、ここで、初心者向けに説明いたします。

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お菓子のいただき方

御菓子を頂いてから、お抹茶を頂きます。
お菓子が出された時、次客に「お先に」と挨拶をします。
銘銘皿の時は(個別の場合)、懐紙の上に載ったお菓子ごと自分の懐紙の上に置きます。
大盛り鉢の場合は、自分の懐紙を膝前において、菓子鉢を自分の前に置いて、右手で上から箸を取り、左手で受けて、右手で箸を持って、お菓子を取り、懐紙の上に置きます。
お箸の汚れは懐紙の端で拭き、元に戻します。
お菓子鉢は、次客の前に置きます。
懐紙を両手で持って、楊枝で切っていただきます。

お抹茶のいただき方

自分の正面に置かれた茶碗を、畳へりうち、先客(右側)との間に置いて「お相伴いたします。」
次に次客(左)側に置いて「お先に」
真ん中に置いて「お手前頂戴いたします。」と挨拶してから、お茶をいただきます。
お茶碗は自分に正面が向くように置いてありますから、右手で取って、左手の平において、感謝の気持ちを込めて、おしいただき、2回手前の方に回して(正面を避けるため)いただきます。
何口で召し上がって頂いてもいいです。
最後は、お茶をスーという音を立てて、吸い切ります。
その場所を右手親指と人差指で、左から右へ拭き、懐紙で指を清めます。
2回向こうに回して正面が自分に向くように下へ置きます。

Vol.79:読者のお便りと炉の季節(開炉)

こんなうれしい感想メールが届くと、やってよかったと言う思いで一杯になります。

いつも教えて茶道を有難うございます。
前回の花器のお話しも面白く、父が茶道が好きで、いろいろと集めていましたので蔵から出して見ていますと「うずくまる」がありました。
早速庭で咲いている「わびすけ」をいけてみました。
まったくの素人ですので、なかなかいい格好にはいけられませんわ。
今回の初心者の心得は今の私にはぴったりです。

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炉の季節(開炉)

11月から炉の季節になります。
風炉は一年中できますが、炉は11月から4月までです。
開炉は10月末か、11月始めの亥の日(いのひ、いのししのひ)に炉を開きます。
この日は、火事がおこり難いという言い伝えからです。
犬のお産が軽いので、戌(いぬ)の日に腹帯をするのと同じです。
準備する上で注意すべきことは、竹の蓋置を使用するときは節が中ほどにある炉用を使用します。
柄杓も炉用で、柄の切止めが皮の方にあるものを使います。

Vol.80:茶道は意識を持つこと・正午の茶事(流れ)

先日、お茶の研究会に行ってまいりました。
そこで、先生の言葉、なるほどと思いましたので、紹介いたします。
「挨拶する時に、扇子を膝前に置いて、挨拶をします。その時、私は扇子の正面を自分に向けては置いていません。さっと取り出して、置くだけです。皆様は、意識して置いておられますか?」
お茶碗の正面は意識するのに、自分の一番身近な物でさえ、意識がないとは。
何事においても、意識を持つと、持たないとでは、関わり方が違ってくる。この意識は、お茶だけに関することでなく、会社や社会でも、人生においても言えることです。

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正午の茶事(一連の流れ)

  1. 待合 迎え付け:露地の風情を楽しみながら腰掛で亭主の迎え付けを待つ。
  2. 初炭手前:亭主が炭をつぐのを拝見し、香がたかれると、客は香合の拝見を請う。
  3. 懐石:一汁三菜が正式。簡素な中にも心を込めて昼食を兼ねた懐石が出される。
  4. 中立ち 後入り:お菓子をいただき、腰掛け待合に出る。銅鑼の音で席入り。
  5. 濃茶:今日一番のもてなしの濃茶が点てられる。
  6. 後炭:濃茶の後はさっぱりと薄茶をいただく為に、炭を直す。
  7. 薄茶:干菓子を出し、薄茶を点てる。
Vol.81:正午の茶事・詳細(寄付~席入り)

紅葉狩には、もうお出かけになりましたか?
日本では、春は花見、夏は花火、秋は紅葉と、季節を楽しむ感覚が素敵なことだと英会話の先生がおっしゃっていました。
外国ではないそうで、日本独特のこのような自然を楽しむセンスは持ち続けたいですね。

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正午の茶事(1)

<寄付から腰掛け待合へ>
お茶事の定刻の15分前に着くように伺います。遅刻は論外ですが、あまり早過ぎるのも失礼になります。
寄付では足袋を履き替えたり、身支度を整えます。
亭主は連客が揃うと湯を持ち出し、「お召し上がりうえ、腰掛け待合へ」と案内します。
一同そろって、受け礼をして、末客が湯を配り、客一同湯をいただきます。

<露地へ出る>
腰掛け待合には重ねた円座の上にたばこ盆が腰掛け待合の下座に置かれています。
正客は腰掛け待合に進むと、円座の上のたばこ盆を上座に運びます。
一番下の円座を末客の席に残し、上の円座を次客の座に置き、一番上の裏返しになっていた円座を表に返し、自分の席に置き、腰を下ろします。

<迎え付け>
亭主が枝折戸(しおりど)を開けて迎え付けに出ると、正客は腰掛けを立って、ニ、三歩進み、出迎えます。
連客も立ち、一同無言のうちに総礼します。

<席入り>
出入り口に進んだ正客は、障子を静かに開けて、扇子を置いて席中をうかがい、にじって入ります。
床前で扇子を前に置いてまず掛け物に対して一礼し、本紙の語句、表装を拝見します。
次に炉正面にすわり、扇子を前にして、釜の形や地紋、かん付き、蓋などを拝見し、炉縁も拝見します。

Vol.82:登山のお話と正午の茶事(初炭手前)

少しづつ、寒くなってまいりました。
私はとても忙しい一週間でした。
長浜一泊旅行、奈良ニ上山ハイキング、大台ケ原の日出ヶ岳登山。
夜空のなんと美しいこと、流れ星も見ました。山々は迫り、山ひだは錦秋、にしきおりのようでした。

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正午の茶事(2)

<初座 挨拶>
主客の挨拶が一巡すると、正客は待合の掛け物、道具について尋ね、心入れを感謝します。露地の風趣をたたえ、本席の掛け物について尋ねます。

<初座 初炭手前>
亭主は炭斗(すみとり)を両手で持って席に入り、炉の右横に、釜のならびに置きます。
羽箒(はぼうき)、火箸、カンを取りだし、香合も出します。
釜を上げて紙釜敷にのせます。
羽箒で、初掃きを始めると、正客から順に、次礼して、炉辺に寄って拝見します。

<炭をつぐ>
初炭は、丸ぎっちょ、割りぎっちょ、丸ぎっちょとつぎ、丸管炭(まるくだすみ)と割り管炭を二本いっしょにつぎます。枝炭(えだすみ)は五本一緒に火箸ではさみ、管炭に持たせかけるようにつぎます。

<香合拝見>
後掃きをして、香をたきます。香合の蓋をした時、正客は拝見を請います。
正客は香合を取りに出て、上座横に置きます。正客は「お先に」と次礼します。香合を縁外に出し拝見し、次客に縁内に送ります。

Vol.83:正午の茶事・懐石(食事の流れ)

12月に入り、いよいよ今年もカレンダーが1枚になりました。
先日、お茶の稽古で、炭手前をしました。書くと実際とでは大違いを感じ、いたく反省している次第です。
まあ、順序は覚えていても、正確な道具の位置や動作が優雅に出来ませんでした。
やはり、頭ではなく体で覚えなければいけませんね。

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正午の茶事(3)懐石

<膳を運ぶ>
亭主は膳を膝前において茶道口を開け、正客に膳を運び出します。
膳には、手前左に飯椀、手前右に汁椀、向こう中央に向付(むこうづけ)酒の肴になる物が置かれています。

<燗鍋と盃>
客が飯、汁をいただいて、椀に蓋をした頃、亭主は盃台に客数の盃をのせて左に持ち、右手に燗鍋を持ち、席入りします。
盃を取り上げて、亭主は正客に酌をします。

<煮物椀>
亭主は正客の煮物椀を給仕盆で運びます。正客の前に進み、煮物椀を膳正面に置いて、軽く会釈します。

<八寸・千鳥の盃>
亭主は木地八寸を左手に、燗鍋を右手に持って席に入ります。
亭主、客、亭主、客と、盃が主客の間を渡ることから、これを千鳥の盃といいます。

<湯斗と香の物鉢>
最後にお焦げ湯と漬物をいただき、器を清めて食事を終えます。
正客の合図で、一斉に箸を膳の内に落とします。

Vol.84:師走の茶会と正午の茶事(中立ち・濃茶)

先日のお茶会の軸は「閑坐聴松風」かんざして しょうふうを きく
一人静かに座って、まつかぜ(釜の湯の煮立つ音)に耳を傾けると言う意味で、いい掛け軸でした。
茶杓は「昔話」銘を聞いただけで、いいな、いいな、という雰囲気になりました。

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正午の茶事(4)

<お菓子>
亭主は縁高(ふちだか)を持ち出します。
お菓子をいただいた後、正客から順に次礼をし、床、炉中の火を拝見して中立ちします。

<中立ち>
正客は席から出て、腰掛待合へ向います。
亭主の鳴らすドラを、腰掛けから立って踏み石につくばい、音を聞きます。
頃合を見て、正客から順に席へ入ります。

<濃茶点前>
前席の掛軸は片付けられ、替わりに花が生けられ、それを拝見します。
濃茶を入れて、湯を2回入れて、お茶を練ります。
正客が一口いただかれた時「お服加減はいかがですか」のあいさつをします。

Vol.85:冬の茶花と正午の茶事(濃茶のいただき方)

読書も私の好きなものの一つですが、図書館で借りた本は「宗湛修羅記」(秀吉と利休を見た男)でした。
冬の茶花は、椿が一番よく使われます。又多くの種類があります。
早咲きのものに、白玉椿、初嵐椿、大神楽椿、西王母椿(せいおうぼ)、太郎冠者椿など。

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正午の茶事(5)

<濃茶をいただく>
正客は茶碗を取りに出ます。茶碗を縁内、次客との間に置いて、連客一礼します。
正客が一口いただいた後、亭主が「お服加減いかがですか」と尋ね、正客はこれを受けて一礼します。
次客は正客がニ口目飲む頃「お先に」と、次の客にあいさつしておきます。
正客と次客はひとひざ寄って茶碗を手送りします。

<茶入れ・茶杓・仕覆の拝見>
正客は、亭主が建水を持って下がると、拝見物を取りに出て、縁内に預かります。
茶入れを縁外に置いて、眺め、蓋を取って、茶入れを持って拝見します。次客へ送る時は、縁内へ置きます。

Vol.86:正午の茶事(後炭~薄茶~退席)

安比(あっぴ)高原スキー場でスキーを楽しんで参りました。
今回で正午の茶事の流れの説明も終わります。

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正午の茶事(6)

<後炭手前>
後炭の置き方は、初炭と異なり、本来の定則はありません。
炭の流れ加減と、その後の所要時間を考慮して置きます。客が立ち去る時に、釜が松風の音を伝えている風情を大切にします。

<薄茶点前>
亭主はたばこ盆を正客正面に持ち出し、一礼します。干菓子盆を持ち出します。
正客は受け礼をして、次客に「おさきに」とあいさつしてから干菓子器をおしいただいて懐紙に干菓子をとり、いただきます。

<退席>
亭主は時を移さず再び席中に入り、正客から順に、参席いただいたお礼のあいさつをします。
亭主は障子の閉められた音を聞いて茶道口を開け、返された道具を下げ、席中に入ります。亭主は座って、静かに障子を開けます。障子が開けられると、主客無言で感謝を込めて一礼します。
亭主は席中から連客の後姿が見えなくなるまで見送り、静かに障子を閉めます。

Vol.87:新年の抱負と初茶会(愛宕山)

明けましておめでとうございます。
私の初茶会は愛宕(あたご)山で、でした。
一月三日、数名の山仲間と京都愛宕山へ登りました。
昼食後、正月しか食べれないはなびらもちと正月用の少々高めの抹茶を持参して、さっそく初茶会、少し多めの量の抹茶をいただくと、体も暖まりました。
雪景色は、すばらしいもので、絵葉書のような銀色の別世界に見とれてすってんころりんと雪道で尻餅をつきました。

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初釜の道具

  • 結柳(むすびやなぎ):正月や初釜の床飾りで、掛柳とも言います。一陽来復を祝う心を表したものです。
  • 島台茶碗(しまだいちゃわん):内面に金銀の箔を置いた茶碗で、重ね茶碗として用いられます。
  • ぶりぶり香合:正月用の玩具の「ぶりぶり」から意匠されたもの。
  • 花びら餅:丸くのばした白餅に、小豆汁で赤く染めた菱形にのばした餅を重ね、ゴボウを二本、味噌餡と共に包んだお菓子。
Vol.88:我が家の初釜(懐石メニュー・道具組)

さる茶の宗家では、大晦日に除夜釜をかけ、水と火の恩を神仏に感謝して茶をささげるとお聞きしました。
我が家では、茶室はありませんが、リビングルームにて茶人三人が、濃茶、薄茶、花びらもちを持ち寄って初釜をしました。

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手作り懐石メニュー

  • 薄塩鮭の昆布ジメ、白菜の白い部分とキュウリの千切りポン酢かけ
  • 数の子と叩き長いも合えの酢のもの
  • レンコン団子
  • 赤飯に、奈良漬けと蕗の佃煮
  • 豆腐の湯葉巻き上げ、人参、千切り絹さや入りみぞれ汁
  • デザートは桃寒天のアイスクリーム添え

道具組

  • 濃茶入れ:瀬戸茶入れ
  • 薄茶入れ:甲赤なつめ
  • 茶杓:千代の友
  • 濃茶茶碗:高台寺焼き 赤楽
  • 薄茶茶碗:水仙、ひだり馬、筒型梅模様
Vol.89:一月の異名と諸飾り

先週あたりは、ぽかぽか陽気でしたが、だんだん寒くなってきました。
私は野沢温泉まで、スキーに行ってきました。温泉もたくさんあって、いろいろ入って一段と女を上げて参りましたが、皆様に見せられないのが残念。とか、言っております。

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一月の異名:睦月(むつき)太郎月 初月 初花月
:不老不死(ふろうふし)蓬莱(ほうらい)若水(わかみず)高砂(たかさご)七草(ななくさ)初音(はつね)雪明り(ゆきあかり)三番叟(さんばそう)

けいこ始めの茶会は、諸飾り(もろかざり)の真台子に島台茶碗を用い、本席掛け物には宸翰(しんかん)、または公家のものの懐紙など晴れやかな道具組とします。

  • 諸飾り(もろかざり):床飾りの一種。初座に、掛け物と花入を飾ることを言う。
  • 宸翰(しんかん):天子の直筆の文書
  • 懐紙:和歌・連歌・詩・俳諧などを詠進する正式な料紙。