「教えて茶道」Vol,91

寒い日が続いていますが、節分が来れば、もう、春はそこまでという感
じになりますね。皆様のお家では、豆まきをされましたか?
福は内、鬼は外、今年もいいことたくさん持て来いと、自分自身に言っ
ている、はっぱをかけると思いますよ。やはり、自分でしなければ、助
けはあっても誰もやってはくれません。頑張りましょう。
ところで、四日ニュースステーションのテレビ番組を見ていましたが、
関西では、節分の日、恵方を向いて(今年は北北西)巻寿司を食べると
いう習慣があります。私の子供の頃はしませんでしたが。最近、すし屋
の陰謀によって踊らされているようです。バレンタインチョコのように。
これは、関西だけのようですが、北海道もそうなってきたと番組では言
ってました。
我が家では、巻寿司は夫の好物でもあり、一日おかずの献立を考えずに
いられるからと、すし屋の陰謀に乗らずに家でせっせと作っております。
皆様の土地ではどんな風でしょうか?


厳寒時には、筒茶碗を用いたりいたします。
暖かさの演出でもあり、又温度が逃げにくい茶碗です。
水屋で、湯に入れて温めておき、持ち出す直前に、湯を捨て茶巾、茶筅
茶杓を仕組みます。
点前では、茶筅通しをして湯を捨て、茶巾をとる時に、右手人差し指と
中指とではさむように持ち、茶碗内の底を「い」「り」と拭き、茶碗の
縁に茶巾をかけて、三回半回して拭き、茶巾を茶碗の縁にかけたままで、
右手で下に置き、茶巾を抜きとり、左手のひら上で元のようにたたんで
から、釜の蓋の上に置きます。
<しぼり茶巾を用いた場合>
湯で絞った茶巾をそのまま茶碗に入れ、取り出す時には、右手人差し指
と中指で取り出して釜の蓋の上に置きます。
茶碗に湯を入れてから茶巾をたたみます。少しでも茶碗を温めておく工
夫です。筒茶碗の筒が深い場合は、少し斜めにするとお茶が点てやすい
です。筒が細い場合は、柄杓の合の小さいものにしてもいいでしょう。
扱う時には胴を横からにぎるように持ってもいいです。

<掛物の表装>
掛物は、書画を表装したものである。本紙は書、画などの本体で、主と
して紙(紙本 しほん)を用いるが、ほかに絹(絹本)、絖(ぬめ 絹
の一種で地が薄く光沢に富む)がある。
一文字は本紙上下に添えられる横裂(よこぎれ)で金襴、銀襴、印金な
ど名物裂を用いる。
風帯(ふうたい)は軸の上(表木)から下がっている二本の裂で一文字
と共裂を用いるのが本式。これは一文字風帯とも云う。
中縁(なかべり)と共裂の風帯を中風帯と呼び、一格下がったもの
とされる。唐紙などを張りつけた風帯は押風帯(おしふうたい)と呼び
、略式である。
中縁は緞子や名物裂、好み裂など、一文字に次ぐ裂地が用いられる。
      −−−−−−−−−
      |  |風 |  |
      |  |  |  |
      |  |帯 |  |
      |        |
      |  −−−−\
      |中 |本 | 一文字 
      |縁 |紙 |/ |
      |  −−−−  |
      |        |
      ーーーーーーーーーー  
 
表装の真、行、草(しん、ぎょう、そう)
表装は本紙の筆者やその内容などにより、真、行、草の三種類の仕立て
がある。
真は一文字を上下左右に回したもので、仏画、神号(神の称号)神像な
どに用いる。
行は一文字を上下の添えたもので、宸翰(天皇の直筆文書)、古筆、絵
画などに用いる最も一般的なもの。
草は一文字のないもので、茶掛表具とも称される。
こうして仕立てられた掛物は、普通一幅掛にするが、禅語の対句や春秋
の絵といった場合はニ幅仕立てとなり、対幅、双幅とも言う。この他、
三幅以上のものもあるが、茶席では一幅掛を原則としている。

花入れとの取り合わせ
掛物と花入れの取り合わせは、真、行、草を基本に、床の間や掛物、花
入れの大きさのバランスを吟味して決められる。
真の掛物には、胡銅や青磁など貫禄のあるもの。
行の掛物には国焼きや竹。
草の掛物には籠や瓢など。
しかしこれはあくまでも原則であり、筆者や作者の関係、又年代のつな
がりなどで、かなり変化が許される。
又、席の広さや掛物の長さ、幅によっても、花入れの種類や寸法は、お
のずと定まる場合がある。掛物が一行物の場合、花入れは種類を問わず
すべて左方下座の置く。下座床の場合はこの逆となる。


<茶事>についての補足
<客の心得>
懐石には、客として心得ておかなければならない細かい作法があります。
それらは禅寺の食礼に基づいてものですが、亭主に感謝し、思いやりの
心をもって料理をいただく事が基本です。できるだけ亭主を煩わせない
ようにし、懐石がスムーズに進行するように連客一同が心がけます。
料理は残さずいただき、いただいた跡は見苦しくならないように心を配
り、汚れた場合は器を傷つけないように柔らかい紙で軽くぬぐいます。
また、器はぶつけたり、音を立てたりしないように丁寧に扱います。
懐石は腹八分目と心得、節度を持っていただくように気をつけます。