すっかり秋ですね。
夜には、虫の声がして…
日本には四季があり、それを私たちは楽しんでいます。
衣替えしかり、掛け物や茶碗、座布団カバーやのれんなどを
季節の物に。
夏の平たいお茶碗を片付けながら、初秋の感じの「ススキに月」
のお茶碗を取り出し、しばし…
読者の皆さんを招いたお茶会をしたいものだなーと、
どうすればできるかナーと、夏の夢ならぬ、秋の夢、
これからの、私の課題かも知れません。
皆様の方で、いい案がありましたら、お知らせ下さい。
こんな風流なことが考えられるのも、日本は今平和だからです。
アメリカの悲劇を、そして平和に事が収まるように祈らずには
いられません。
<茶会記>
待合掛け物 秋江放櫂図 三本宗純
川の中ほどに、櫂を放して、腕を組んで空を
見上げている姿にのんびりとした感じが
よく出ていましました。
本席掛け物 秋日詠菊花臨水 和歌 土佐光貞筆
流れ行く 水にも 菊の色深く
影を映せる 秋の谷川
花入れ 唐物篭
花 ススキ ワレモコウ ハケイトウ、秋明菊 キセワタ
ホトトギス タデ
香合 きんま
釜 雲竜釜 鐶付 松笠 古道弥造
風炉 雲竜
水指 交趾写し 得全造
薄茶器 黒棗 宗哲造
薄茶杓 鵬雲斎家元作 銘 露
薄茶碗 黒 菊彫り 円能斎手造り
替 伊羅保写し 出雲 弧篷江来
〃 竹の絵 得全
蓋置 竹 正玄造
建水 菊モール 浄益造
菓子器 染付 和全造
主菓子 まさりぐさ (菊のこと) 若狭屋
干菓子器 堆朱 山水人物四方盆
干菓子 月 水 若狭屋
煙草盆 山路篭 篁斎造
火入 黄瀬戸 陶山造
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