「教えて茶道」Vol,66

 

毎日、毎日暑いですね。この言葉しか出てこない日々です。
お体には、充分お気をつけてください。

貴人点て 薄茶 <2>
貴人が、お茶を飲み終え、茶碗拝見も終わると、半東は、貴人台を亭主に
返して控えます。
亭主は、一膝進み、貴人台を両手で取り、居前に持って回り、膝前に置き、
湯を茶碗に入れます。左手を添えて、湯を捨てます。以下は、同じように
点前をします。お仕舞いの挨拶があると、水を入れ、茶筅通しをして、水
を捨て、茶巾、茶筅を茶碗に入れ、茶杓を持って、建水を引きます。
茶杓を清め、茶碗にふせて置きます。水指しの前に茶碗、棗を置き合わせ
ます。水を一杓入れて、釜の蓋を閉めます。
水指しの蓋を閉め、道具拝見の所望があれば、これを受け、柄杓を棚に、
蓋置きも莊り、道具を拝見に出します。
その時、棗を清め、そのたたんだふくさの上に茶杓をのせて出します。
半東は、拝見物が出されると、貴人に取り次いで控えます。なお、ふくさ
にのせた茶杓はそのままで出します。
貴人の拝見が終わると、半東は取りつぎ、亭主に返します。この時貴人は
茶杓をふくさからはずしているので、そのまま返します。
亭主は、道具正面に進んで座り、挨拶に答えて、ふくさを取り、腰につけ
、棗、茶杓を取り、茶道口に下がって、道具を置いて、主客総礼して
終わります。