「教えて茶道」Vol,40

 

もう、はや1月も過ぎてしまいます。
私事で恐縮ですが、1月31日は、数十回目の結婚記念日を迎えます。 これはひとえに、夫の底の深い寛大さと、妻である私の底知れぬ 忍耐のたまものと思っております。
夫はどうか知りませんが私は感謝しております。
経験者から言わせてもらえれば、結婚は、結婚式によく言われる、
幸せ にして貰えよ、幸せにするではなくて、
「お互いがお互いを幸せにする」の一言に尽きると思います。
してもらいたければ、まず自分からしてあげる。この行動が幸せを
築く原点のだと思います。
でも、この世の中の複雑な事、表現も行動もいろいろな方法、やり方
も千差万別、一概には正しい方法はこれとは言えないでしょう。
皆様も皆様の方法で幸せを捜して下さい。

先日、裏千家支部の初茶会がありました。
濃茶席、薄茶席、点心席が付いていました。
濃茶席では、亭主の方がお話上手で、笑わせながら楽しくわかりやすく 道具を説明して下さいました。
主菓子は、上用饅頭の鶴でした。「鶴の饅頭をよく噛んでいただいて
下さい。鶴とカメでめでたいですから。」
「今年は巳年ですから、宝ずくしの絵の中に巳を表す、うろこの絵が 入っています。昔から蛇はお金が貯まると言って、皮を持ったりします。 。皆様も今年はお金持ちになって下さい。」

お濃茶茶碗は、前に説明しました島台茶碗を使われ、金、銀の茶碗が が交互に出されました。
濃茶席では、お手前もお茶碗を運ぶ方も男性陣でした。
男性が着物を着て、されるのは、やっぱり、かっこいい!見ていて気持ち が引き締まる感じがしました。
もっと男性の方にお茶を楽しんでもらいたいと願っております。
薄茶席は、床の掛け軸は「松古今色無(まつにここんのいろなし)と、 又妙斎の字、円能斎の「竹」の字、梅の絵は秋石が描かれ、
3人の合作で 松竹梅でした。
花入れが珍しく、当麻中の坊貫主寶秀箱の、
竹釣り花入れ 蛇腹写しでした。
釣り下げるところが蛇腹になっていました。

「今年は伸びたり、縮んだりして、飛躍して下さい」と亭主の言葉で した。
お正客のお茶碗の銘は、「あんちん」伊賀焼きで、うつむけると釣り
鐘の形をしていました。これもへび年にちなんだ物でした。
「あんちんは茶碗ですが、皆さんがきよ姫です」と言われたのには
お客は大笑いいたしました。
読者の方から、蝋梅(ろうばい)が咲いたと報告がありました。
香りがよくて、黄色い花びらをさわるとカサカサと音がします。
好きな花の一つです。先日買い物へ行った帰り、満開に咲いてい
る蝋梅を見かけ、幸せを感じました。

蝋梅(ろうばい)
別名 唐梅・黄梅花・九英梅。南京梅・蘭梅。ロウバイ科落葉灌木。 中国原産で、わが国へは古く渡来し、観賞用に栽培する。
12月から1月にかけて、葉に先立って蝋細工のような光沢を持つ
小花を、横向き又は下向きに密集してつける。
外側の花弁は淡黄色、 内側は暗紫色で、芳香があり、
花後卵形の実を結ぶ。
変種に蓮華蝋梅・素心蝋梅・唐蝋梅があり、近似種は黒花蝋梅などが ある。
茶花としては、残葉がある蕾または開花し始めたものを、11月末か ら12月にかけて使います。
根締には色写りのよい寒菊・椿類を配するといいでしょう。

 

<読者のコーナー>
読者の方のホームページを再度お知らせします。

猿飛さんのホームページでは、陶芸家の説明が見られます。 http://www02.u-page.so-net.ne.jp/pb3/sarutobi/index.html

はまくりさんの楽しいホームページです。 http://www.toukoutai.com/taiin/index.html

たこっちさんのホームページです。 福岡の様子や、他の楽しいことがわかります。
http://plaza24.mbn.or.jp/~takochi/index.html

<和 Gallery>着物のことならこのページ http://homepage2.nifty.com/waza/index.html

山岳会のホームページです。
http://www.geocities.co.jp/Athlete/4001

野の花さんのステキな詩が読めます http://www2u.biglobe.ne.jp/~nonohana/