「教えて茶道」Vol,202

皆様ご機嫌いかがでしょうか?お変わりなくお過ごしと思いますが、長
らくお休みいたしまして失礼いたしました。
お蔭様で楽しい思い出一杯で元気に帰国いたしました。
少しばかり帰国報告をお聞きください。

始めにアメリカのチャットヌガ、関西空港より出発いたしましてデトロ
イトで入国し、3時間待ちで飛行機を乗り換え、2時間でメンフィスへ、
また3時間待って、1時間でチャットヌガへ到着いたしました。
私のお茶の友人がここに住んでいて息子の結婚披露宴をするというのに
お邪魔したのです。アメリカの結婚式は3日間ほどパーティ、パーティ
が続きます。親戚が集まってパーティ、前日は世話になった人や、当日
にブラダルメイドになる友人への慰労パーティ、そして本番のパーティ。
くたくたに疲れます。家族でもない私でもいい加減胃がおかしくなりま
した。でも友人達に囲まれた心暖まるすてきな披露宴でした。
そこで同じテーブルだったインド系アメリカ人に私の着ていた着物を褒
められ、彼が言うには着物は美しい、綺麗な物を見るのは心が清められ
それは幸せになることで、あなたはそれに貢献しているのだと、こんな
方式で言われたのは始めで、そんな考えを持つ彼にも驚きました。
オマケに家に招待され、それならお茶のお点前を見せましょうと持参し
たお菓子にお茶を持って彼の家に行きました。
勿論友人夫婦が付き添って通訳してお点前や順序を説明して、私はデモ
ンストレーションをしているだけでよかったです。
彼と彼の奥さん、お姉さんが抹茶を2杯も頂いてくださったのにはこち
らが感謝したくらいでした。
常に茶碗2ヶ入った野点カゴは携帯していますが、いつもできるとは限
りませんから、こんなに喜んでいただけるのは私にとってもすごくハッ
ピーなことでした。

六日間滞在して次はシアトルへ。去年結婚した我が家にホームステイし
ていたアメリカの娘の家へ。若い二人は大きな家を購入したばかり。
シアトルの都会から遥かに遠い所でしたが、環境は抜群でした。
そして「教えて茶道」の読者と逢える目的もありました。メールだけの
やり取りで、始めてお会いするうれしさと、相手だってどんな人だろう
と不安があったのではないかったかしらと思いましたが、逢った途端、
そんな不安は全くなく昔からの友人のように話しははずみ、異国でもお
茶を続ける苦労話をお聞きいたしました。
本当にe−マガジンをしていて良かったなとつくづく思いました。
国内なら逢いたい逢えると簡単ですが、外国だから余計に、お会いでき
てうれしかったです。

そして最終目的地ロサンジェルスのロングビーチの友人宅に6日間滞在。
ここでもお茶を披露しました。今回は通訳がいなかったので、私の貧し
い英語ではもう一つ理解してくれたかは?マークですが、こんなものも
日本にはあるのだとわかってくれればそれでOKですね。
彼ら、ニールとエマはとても親切で最大級のもてなしをしてくれました。
エンジン付ボートを借りて持参したランチを食べながら、スローなスピ
ードなので、免許はいらないからと運転もさせてくれ、うれしいことに
ジャンプする魚やあざらしまで見られ、湾内のクルージングを堪能しました。
次の日は2時間の汽車の旅をしてサンディエゴへ。植物園では私の好き
な花を一杯見ました。日本しかないと思っている花がたくさんあって驚
きました。その後はエマの実家に行ってメキシコ料理をご馳走になって
帰宅いたしました。
次の日はゆっくりとした後、モール街で映画を見て後、しゃぶしゃぶを
食べました。もう日本食、てりやき、やきとり、すしは人気食です。
味は日本と全く同じで、変わっているのはお鍋が一人、一人づつ。一つ
鍋で一緒に食べるのは抵抗があるのでしょうね。
散歩に出れば、すぐに大海原の太平洋が見渡せる素晴らしい環境に住ん
でいる彼らの暮らしに感激感激でした。
満足満足は言うまでもありませんでした。
お茶を見せられたのが一番のうれしい事でした。
最近ドイツに住んでいる読者の方からメールを頂いてうれしく思ってお
り、海外でお茶を勉強している皆さん、頑張って日本の誇れる伝統、茶
道を続けて下さいね。日本人だけでなく世界の人が好きになってもらえ
るのが私の夢です。
皆さんも機会があればどんどんお茶の素晴らしさを世界中の方に見せて
あげてくださいね。
次回より「教えて茶道」また頑張りますので、よろしくお願いいたします。