♪ もう春ですね♪
暑さ寒さも彼岸までと、言うように、だんだんと暖かく活動しやすくなって
きましたね。
私のスキーシーズンもニセコ行きで終りました。雪質、天候、人手少ないの
三条件が揃って、楽しく終えました。が、最後にリフト乗り場で止まろうと
した時に左足を少々ぐねったのが今だひびきます。座る歩くには全然問題は
ありません。回復が遅いのは年齢のセイでしょう。
今もぼちぼちと「教えて茶道」の読者登録してくださる方があり、その方々
には、始めての説明にはなりますが、bPの始めからの方にはまたか、とい
う説明にもなる場合もありますが、御容赦ください。
今だ書いていないのは、庭や、茶室についてです。
これは私もよくはわかりませんので、ものの本を頼りに私が勉強するつもり
で書いてみます。
<茶室と露地>
露地とは「道すがら」の意味。そこで飛び石が打たれることになった。
考案され、実用化されたのは桃山時代。
当時は露地を草履(ぞうり)で歩いたので、苔の水気による湿気を防ぐ為
だった。利休が雪駄(せった)を考案したのもそのため。
飛び石の打ち方は大小の石を取り交ぜて連打打ちが主で、さらに雁打ち、
大曲りなどの意匠もある。一般には自然石を使うが、大曲りなどは方形の
切り石を用いる。
歩きやすさが飛び石の基本だが、茶席や露地に合わせるとき、意匠や石の
選び方などにおのずから味わいが生まれる。
露地を歩く道すがら、鑑賞したい。
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大 ニ 三
曲 三 四
り 連 連
打 打
ち ち
<茶事>茶事の種類
正午の茶事
昼食を伴った茶事で一年を通じて行い、午前十一時から十二時までに案内をし
て、約四時間の間に、風炉の場合は懐石、初炭、中立ちをして濃茶、後炭、
薄茶点前をします。
炉の場合は初炭、懐石、中立ちをして濃茶、後炭、薄茶点前をします。
朝茶事
朝食を伴い、夏季に行う茶事で午前六時頃に案内して、約三時間の間に初炭、
懐石、中立ちをして濃茶、後炭を略して続き薄茶点前をする約束になっています。
この茶事は、客を涼しくもてなすことを第一とします。
夜咄の茶事(よばなしのちゃじ)
夕食を伴い、主として冬季の茶事で午後五時から六時までに案内して、約三
時間の間に前茶、初炭、懐石、中立ちをして濃茶、後炭を略して続き薄茶の
点前をするのが約束になっています。
この茶事は、客を暖かくもてなすのを第一とし、昔ながらの短檠(たんけい)
手燭(てしょく)を使って暗やみと灯の明暗の世界を演出する茶事で、風情
、趣があり、それだけにむずかしく昔から「茶事は夜咄であがり候」といわ
れたほどです。
短檠(たんけい)
灯具の一種。利休好みは、総体黒塗りで、高さ四寸、裾幅七寸三分でやや上
方が狭まる台箱の背面に、高さ一尺一寸の板柱を立て、上から一寸八分下が
った所に丸穴を開け、さらに下がって火皿の金輪を取り付けたもので、その
金輪上に楽焼の雀土器を置き、長灯芯を柱の上の穴から後ろに垂らして一つ
結ぶ。席の大小、月夜・闇夜の別などにより灯芯の数を加減する。四畳半の
席では貴人畳の勝手付に置き、初入りには雀土器の蓋をし、後入りには蓋を
とって下皿の上に掻立て用の黒文字の上にのせておく。二畳台目以上の席で
用いる。
手燭(てしょく)
灯具の一種。蝋燭立てに長柄を付けたもの。夜咄・暁の茶事などで、迎え付
の際に主客交換して挨拶に代え、露地・蹲踞では足下や身近の照明とし、亭
主は点前中手もとを照らし、客は床や諸道具の拝見などに用いる。使用する
蝋燭は数寄屋蝋燭といわれる蝋涙の垂れないものを使う。
<国語の時間>
「おんのじ」はもっけの幸いとか儲け物、ありがたいの意味に使われる。
たとえば宝くじの券を拾う。「これが一等なら『おんのじ』だぜ」とぬか喜び
する。「おんのじ」は漢字でどう書くのか?
@ 「恩の字」 偶然の幸運にただ感謝するしかないから。
A 「御の字」 敬う相手には「御」をつける。それくらいありがたいことだと
いう意味。
B 「字」は無関係 「恩乃寺」という寺がかってあって、詣でればどんな願いも
叶えてくれたから。
「おんのじ」という言葉は江戸時代に生まれた。それも特殊な場所で、吉原の
遊郭だった。遊郭に寺があって、遊女たちが願いを掛けたと言うのではない。
実は彼女たちが惚れた男に使った言葉だ。「御」の字をつけたいくらいに惚れ
あがめていますと言う意味。「私はあなたに『御の字』です」ということだ。
正解はAになるが、これは純情というよりは遊女の手練手管。うまく行けばそ
れこそ御の字だった。
国語の時間に協力してくださっていた方が亡くなられました。
今までのご協力を感謝し、心よりご冥福をお祈りいたします。
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