
大寄せの茶会へ行きますと、待合部屋に「会記」があります。
これはその日のお茶席に使用する道具を記したものです。
下記のものは先日の茶会のものです。
十月は趣ある茶席が多いですが、今回は釜と風炉がすばらしい物でした。
風炉は、前回でお話しましたように「鉄欠」が使用されていました。
亭主が男性だから大きいものも特にふさわしいと、うなずけました。
又、大きい風炉でしたから、藁灰がきれいに敷き詰められていました。
こんな風情もなかなか見られないので、良い経験でした。
金つぎされた欠け茶碗も出されておりました。
皆様も一応の心得ができましたら、ぜひお茶会に参加して道具類を拝見
して知識を養ってください。
待合掛け物 坐忘斎 短冊 雲静日月正
(若宗匠の字も見られ機会が多くなりました)
本席掛け物 淡々斎 横物 対月
花入れ 玉編八角手付篭 笙文造
花 富嶽晒菜升麻(ふがくさらしなしょうま)、桃色秋ぎり
カルカヤ、ネコメソウ、ノジ菊、秋明菊、ナデシコ
香合 暁鹿 不入造
(蓋ノ内側に下弦の月がありました)
釜 古天明 九輪
(これは見たことがない立派なお釜でした)
風炉 時代 鉄欠
(普通の風炉より二まわりほど大きい趣ある物でした)
風炉先 鵬雲斎家元書付 雲月兎透 好斎造
水指 黄瀬戸 細水指 九朗造
(中置の為の細いものでした)
薄茶器 乱菊の絵 一閑造
薄茶杓 円能斎作 銘 幾代の茶人 宗旦遺愛の松を以て
(竹ではなく節下は皮付きで、樋は木目がきれいに
表れ、かい先は白で良いコントラストでした)
薄茶碗 鵬雲斎家元箱 飴釉 銘 柴の戸 了入造
替 紅葉半使
〃 黒釉 紅葉の絵 即全造
蓋置 淡々斎在判 竹一双 宗旦三百年忌
建水 毛織塁坐 清右衛門造
菓子器 御本俵鉢
主菓子 菊花金団 鶴屋八幡製
干菓子器 松ノ木盆 一燈斎在判
干菓子 兎 落雁
すすき 若竹色の飴に白い粉がススキの穂 鶴屋八幡製
煙草盆 萩丸 好斎造
火入 州浜形 松葉 即全造
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