教えて茶道 564

このページは四方さまの「おしえて茶道」よりの抜粋記事となります。

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皆様いかがお過ごしでしょうか?
人混みが嫌いと常日頃から言ってますが、お花見は人混みを見に行くようなものです。
とは言え、お花見は行かずにはおれません。
お茶会の時に教えてもらった、御所へ見に行ってみました。
やはりいいですね。豪華絢爛で、ピンクの雲が漂う景色は人混みがあっても
満足ですね。桜に感謝です。

「桜」ついて、書いてありましたので紹介いたします。
奈良時代は「はな」は梅を指していたました。
平安時代以降は、天皇が桜見をされて、「はな」は「桜」を意味するようになりました。
桜の模様はいろいろありますが、
「花筏」とは花が散って水面に浮かび流れる様を筏に見立てた言葉ですが、
文様では、流水に桜と木で作られた筏そのものを組み合わせることが多いようです。

桜の季節になると、紅葉とともに桜を表す雲錦模様の茶碗が見られますが、
和歌の歌集の冒頭に中にあり、「秋の夕、竜田川に流るる紅葉をば帝の
御目に錦とみたまひ、春のあした、吉野の山の桜は人麻が心には雲かと
のみなむ覚えける」とあり、桜と紅葉を組み合わせた意匠を「雲錦」
と呼ぶ由来と言われています。

千家二代少庵好みの「夜桜棗」は、一見、何も変哲のない黒塗りの棗の
ようですが、蓋表に同じ黒うるしで桜の模様を施しています。まるで
夜の桜花が浮き上がるように、光の加減で桜の繊細な模様が浮かび上がります。

十四代淡々斎好みの「桜川棗」は摺り漆の平棗に網の目が銀蒔絵で施してあります。
蓋をあけると内部は黒漆塗り、蓋裏には桜の花びらがはらりと落ちたように描かれています。
謡曲「桜川」に因んで好まれました。

お茶会の時のお席は三畳台目切 向切の炉でした。
向切のお点前はする機会もありませんでしたが、ここで普通点前との違い点をあげてみます。
・水指は畳の中心と勝手付の間に置く。
・棗と茶碗は水指前に置く。
・蓋置は畳縁から三つ目、炉縁からも三つ目、柄杓は真っ直ぐに引く。
・右手、左手と茶碗を膝前に置く。
・清めた棗は水指前左のほうへ流して置く。茶筅は水指正面。
・柄杓は釜に真っ直ぐに引く。
・水指の蓋は右手左手で水指の左へたてかける。
・茶を点てた茶碗は右ひざ頭見当に出す。
・拝見を請われると、茶碗仮置きは右一手で勝手付に置く
・客付に回って拝見物を右ひざ頭見当に出す。
・建水蓋置柄杓を持ち帰る時は、勝手付に一膝向いて帰る。

<4月の稽古日のお知らせ>

日時 4月28日 第4金曜日  

場所  守口文化センター 大阪京阪電車守口市駅下車3分
       京阪デパート隣

科目  風炉長板総荘 又は千歳盆  

時間 10:00~3:30



五月はお茶会がありますので、お稽古はお休みです。

<ご案内>

「サークル教えて茶道 第二十回お茶会を開催いたします。

本席  本席 長板総荘点前・副席 千歳盆点前

日時 2017年  5月28日 第4日曜日

場所  守口文化センター 3階 和室

      大阪京阪電車守口市駅下車3分
   京阪デパート隣

お茶券  1000円


時間 10:00~手作りお菓子が終了しましたら閉会いたします。


私はやはりお茶事が好きだなーとつくづく思いました。そこで、
<楽楽庵>にてお茶事での懐石のいただき方教室を始めます。
定員は3名様 申し込みは1名様からでもオーケーです。
会費は5千円
日時は相談に応じます。
服装は洋服でも着物でも
気楽に楽しくをモットウとして。
ということでご案内いたします。

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